自治体のファンになってもらうことは、リピーターになって貰える可能性も高めることに繋がり、大変有利です。
マーケティングではこの「ファン」になってもらうことを「ロイヤルティの向上」と言います。
ではロイヤリティを向上するためには、どのような手段があるのでしょうか。
大きく分けて3つご紹介します。
- 自治体の理念の共有
- 観光直後の分析の徹底
- ロイヤリティプログラムの実施
自治体の理念の共有
ウェブサイトやパンフレット
ウェブサイトやパンフレット理念を明確に掲載します。
SNSやメディア活用
ソーシャルメディアやプレスリリースを活用して、広く一般に理念をアピールします。
特に現在はソーシャルメディアでの閲覧は当たり前になってきていて、より重要な発信源になり得ます。
イベント
理念に基づくイベントを開催し、関心を持つ人々に直接理念を伝えます。
来訪者が単にお得になる。というだけでなく「なぜ行われているのか」「どういうイベントなのか」などストーリー性があるとより観光客がファンになってくれやすくなるでしょう。
重要ポイント
明確性:理念は明確かつ具体的であることが重要です。抽象的すぎると、理解や共感を得るのが難しくなります。
一貫性:組織の全ての活動やコミュニケーションにおいて、理念と一致したメッセージを継続的に発信することが大切です。
例えばパンフレットと実際のイベントで別々のことを提示していると、その自治体が何を発信したいのか分からなくなります。
観光直後の分析の徹底
フィードバックの収集
理念がどの程度理解されているか、またそれに対する意見や感想を定期的に収集し、改善や修正を行います。
観光客が実際にどう感じたのか、という効果測定までしっかり行えるかが成功の鍵です。
ロイヤリティプログラムの実施
ロイヤリティプログラムとは、顧客に対して継続的に商品やサービスを利用してもらうための報酬や特典を提供する仕組みです。
ターゲット設定
ロイヤリティプログラムは特定の顧客層に焦点を当てることが効果的です。
観光客の中でも、自治体のファンになってくれやすそうな層に絞ることも、時には重要になりそうです。
具体的な行動
どのような顧客にプログラムを提供するか、その特性や行動パターンを分析して設定します。
報酬魅力とシンプルさ
観光客がその観光の中で自然と参加できる内容など、シンプルで参加しやすいほど有利に働きます。
また、フィードバックも得られやすくなります。
まとめ
観光客をいかに獲得できるかは、新規来訪者やインバウンドも重要ですが、どれだけリピートしてもらい、どれだけ口コミで新しい観光客を呼び寄せられるか、という点に掛かってきます。
新規の観光客を集めるには大きな予算を必要としますが、ファンやリピーターであれば広告に予算を掛けなくても来訪してもらえる可能性が高まるので如何にファンになって喜んで頂き、リピーターとして満足いただく環境づくりに注力が必要です。
以下、参考文献
・水落 絵理香.顧客ロイヤリティとは?向上させるメリットや方法を解説.ハブスポット.2023-08-25(参照日:2024-05-22)
・LAFOOL.ロイヤリティとは?ビジネスにおける意味、ロイヤルティとの違い、ロイヤリティ向上の方法を解説.LAFOOL.2023-09-28(参照日:2024-05-22)
いかがでしたでしょうか。
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