ふるさと納税と言って皆さんがパッと思いつくのは、何かしらのサイトに行って、返礼品(品物)を選んで寄付するというAmazonや楽天のようなモール型ポータルサイトではないでしょうか。
実はWebサービスやサイトもよく見てみると色々な種類、システムのものがあります。
11月はふるさと納税シーズン!今回はみなさんのふるさと納税ライフをちょっと豊かにするかもしれない?自治体の担当者も注目しているサービスをご紹介します!
1. ガバメントクラウドファンディング(GCF)(ふるさとチョイス)
「ガバメントクラウドファンディング」とは、自治体がふるさと納税制度を活用して行うクラウドファンディングの一形態で、ふるさとチョイスさんが展開しているサービスです。
この仕組みでは、自治体が抱える問題を解決するために、ふるさと納税の寄付金の具体的な「使い道」をプロジェクト化し、そのプロジェクトに共感した人々から寄付を募っています。
使い道が明確であり、通常のふるさと納税よりも、より「寄付」の感覚に近い内容です。
通常だと欲しい品を選んで購入するような「返礼品(商品)ファースト」になりがちですが…
このサービスでは、「その品物が欲しい」ではなく、「その自治体が好き」「その自治体を救いたいから」といった理由で納税する人が多くいるそうです。
例えば、かつで埼玉県春日部市では具体的なコンセプトを示しながら、「みんなが集い、交流する、賑わいのある市役所をつくりたい!」というプロジェクトをクラウドファンディングで募集をしていました。
2. ポータルサイト
「楽天ふるさと納税」さんや「ふるさとチョイス」さんなど、みなさんがふるさと納税と聞いて真っ先に思い浮かべる仕組みがポータルサイトです。
競争が激しく、有名なところ以外でも数十以上の同様のサービスがあります。納税者としては、激しい競争から高いポイント還元率や優れたUI(操作性)を提供してくれたりと、サービス提供者が日々努力しているので、色々な「便利や還元」を受けられる利点もあります。
大手や老舗サイト以外でも、例えば特定の自治体専用のサービスサイトなどもあり、調べているだけでもカタログを眺める気分を味わえます。カタログやギフトページを眺めることが好きな人にとってはオススメ。
もちろんふるさと納税なので、気になればそのまま寄付・注文もできます。
3. 総務省のポータルサイト
実は国もポータルサイトを運用しています。こちらは寄付や返礼品選択を行うサイトというよりは、最新の情報を得られるサイトです。
ふるさと納税は毎年のように制度変更があったり、返礼品や仕組みも登場します。そんな変化があるふるさと納税の最新の情報や事例を知ることができます。
総務省のポータルサイトでは、納税初心者だけではなく自治体職員向けの情報もあり、包括的にふるさと納税に関する情報が提供されています。
個人のみならず、返礼品を作ったり、起業を考えている人向けに起業家支援や移住交流促進をテーマにして支援策を実施しています。
4. 現地型のふるさと納税
ふるさと納税といえばポータルサイトが主流ですが、中には現地で直接・すぐにふるさと納税を利用できる現地型のふるさと納税サービスもあります。
自動販売機のような見た目のものから、QRコードのみのものまで様々で、現地を観光中の旅行者、あるいは地元の人が利用します。
現地型のふるさと納税は従来のふるさと納税とは異なり、その場ですぐに温泉の入浴や体験型のサービスなどの料金をふるさと納税で受け取ることなどができます。
自治体側としても、現地にいる人が対象なので、ポータルサイトで返礼品(品物)を選んで受け取るよりもその自治体の知名度に貢献したり、ファンになってもらいやすい利点もあります。
あるいは、教育や環境の整備のための寄付を募っている場合、直接現地や現場を見てから、その場で寄付するなどができ、よりリアリティを高めてから納税することもできます。
いかがでしたでしょうか。
ふるさと納税は今が旬の時期。様々な使い方があります。ぜひ皆さんもふるさと納税ライフしてみてくださいね!