爆買いはもう古い!?市場変化が招く日本で中国製品購入の理由

自治体向け情報_メイドインチャイナ
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MADE IN CHINA」を日本で買う

「爆買い」という単語をあまり聞かなくなった現代でも、訪日目的として日本の品を買うことを挙げる人はまだまだ多い。

もちろん観光目的として、日本の四季を五感で感じるため北海道や東北で雪景色を見たりスキーやスノーボードのアクティビティを楽しむ、海鮮やお肉など素材にこだわった料理やその土地ならではの日本食(東京では寿司やラーメン、大阪ではお好み焼きなど)を食べたりする人も多い。

ただここでは「爆買い」とはまた異なった訪日目的の「日本の品を買うこと」についてあげていきたい。

では、なぜ訪日目的として「買い物」を理由にしてるのだろう。

親戚や友人に頼まれたお土産を買いに来る人もいる、自分自身のお土産(ご褒美)として買う人もいる。
ただし商売を目的に日本に宝探しをしに来られるケースも。

ところで、中国本土でも日本製は売っている。
それどころか日本の家電を爆買いするとしてその家電は「メイド・イン・チャイナ」だったりする。
日本人を対象にカスタマイズされた食べ物や品物も多いわけで、むしろ中国人が日本で買うのは不利しかないように思える。

日本で売っている品を日本製だと思い込んでいる。いや、そんなことではない。

なぜ、中国からの旅行者は日本で中国製を買うのか。

「国産」「日本製」「メイド・イン・ジャパン 」の拘りはもう時代遅れの考なのかという疑問に思ったことはないだろうか。

なぜ「メイド・イン・チャイナ」を選択するのか?3つの理由

1.高品質設定な輸出向け

中国では、海外向けには高いクオリティを用い、さらに検査も厳重であることがある。

国内向けには手を抜いても、海外向けには特別仕様にするということは珍しいことではない。

そのため、日本で販売されている中国産は、中国国内で販売するものより高品質であることが多いのだ。

最近では、シーインなどのブランドが、海外専用となっていて中国国内では一切販売していないなどもある。
中国産というブランドはマイナスであることは自他共に分かっているが、それ以上に中国で販売していること自体もマイナスとなってしまうのだ。

日本では車両の逆輸入ということはマニアの間では昔から行われているが、それがほとんどの製品に当てはまってしまうのが中国とも言える。

2.偽物がない

中国には偽物を取り扱う市場すらある。
一般人が目利きになることは難しく、偽物のほうが本物よりも多い中国では製品の購入は危険だ。

旅行費を掛けてでも、本物が保証されている日本で購入することを目指す人は多い。
特に最近は健康製品を中心に、安全・安心を確保するために高い出費を厭わない高所得層もあり、日本で販売しているということ自体にコストを掛ける理由にもなっている。

3.利益になる

中国では、転売は一般的である。
転売は日本では目の敵にされることもあるが、中国では利益に貪欲なことは日本ほど悪い目で見られない。

一般人同士でアプリを通じて連鎖販売することもあり、日本でいうマルチ商法も推奨されている。一般人が事業者並みの知識や行動力を持ち、とにかく稼ごうとする姿勢は日本以上にある。

そういった小遣い稼ぎの中でも転売や買い物代行はすぐに始めることができる。
アプリなどを通して買い物代行をマッチングするサービスもあるし、品物が「指名手配」されて、その品をオンラインでいつでも販売することもできる。
空売り(在庫を持たず陳列だけ行い、売れたら改めて購入して転売する。無在庫商法)が簡単にできるシステムもある。それには専門の鑑定士も在籍しており、購入・販売双方で安全が確保されている。

偽物が多い中国では、信頼できる身内に買い物を代行させたり、広い国土もあり遠方の人に購入を代理で行わせることはよくあり、需要も多い。
こうしたことから、日本に買い物代行や転売目的での品物捜しという面も、無視できない数ある。

中国人から見た日本

日本の製品のみならず、日本という国そのものが安心安全だと思われている。

中国での日本の評価は高く、製品のみならずサービス、そして国そのものへの信頼が高いことが分かる。
そういったアドバンテージから、日本の自治体というだけでもすでにプラスアルファの信頼・価値があるのだ。

単に訪日外国人を確保する。といったことだけでなく、自治体をよく見せ、利益を獲得する方法は多数ありそうだ。

いかがでしたでしょうか。
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