洞爺湖芸術館は、洞爺湖畔にある旧洞爺湖村役場庁舎を改築した小さな芸術館です。貴重な展示品とともに、洞爺湖も一望できるスポット。
この記事では洞爺湖芸術館の基本情報やどのような展示品があるのか紹介します。
1.洞爺湖芸術館の基本情報
洞爺湖芸術館は2008年4月に開館しました。
建物は1952年~2006年まで旧洞爺村の役場として使用されていた貴重な建物を改装し、使用されています。
開館されている期間は常設展示のほか、ギャラリーコンサートやワークショップなどのイベントも不定期で開催されています。
所在地 | 〒049-5802 北海道虻田郡洞爺湖町洞爺町96番地3 |
電話番号 | 0142-87-2525 |
開館時間 | 09:30~17:00【受付は閉館30分前まで】 |
休館日 | ・月曜休館(但し、月曜が祝祭日の場合は翌日) ・12月1日~3月31日 ・※展示替えの日は臨時休館といたします。 |
観覧料 | 一般 300円 高校生 200円 小中学生 100円 (洞爺湖町民は無料) 各種割引制度有 |
設備 | エレベータ・多目的トイレ・車いす・駐車場 |
公式HP | http://www.geijutukan.net/index.php?FrontPage |
2.洞爺湖芸術館に展示されている作品
2-1.砂澤ビッキの彫刻・絵画作品
北海道を代表する旭川生まれの彫刻家、砂澤 ビッキ(本名:砂澤 恒雄)。
木彫が専門で、初期は阿寒湖畔・鎌倉・札幌で制作を行っていましたが、1978年より音威子府村(おといねっぷむら)の筬島(おさしま)の小学校跡地を拠点とし、活動を行っていました。
洞爺湖芸術館には大型の荒々しい彫刻から繊細な作品、力強いタッチで描かれた絵画など、幅広い作品が展示されています。
また、洞爺湖芸術館では、実際に音威子府村で使っていた工具なども展示し、アトリエの様子が再現されています。
2-2.並河 萬里(なみかわ ばんり)の写真作品
東京出身の世界的写真家、並河 萬里(なみかわ ばんり)。シルクロードを中心に、世界の遺跡を取り続けた写真家です。
並河萬里は1989年にはユネスコ世界遺産主席写真家として数々の学術調査に参画、1994年には紫緩褒章受章、1997年にはユネスコ文化功労者に認められました。
洞爺湖芸術館には、旧洞爺湖村が「洞爺イメージアッププロジェクト」の一環で、1996年から約3年間、並河萬里に洞爺の風景の撮影を依頼したときの写真が展示されています。
2-3.近・現代文学初版・限定本コレクション
横浜市在住の石島 成美(いしじま せいび)氏が約40年間かけて収集し、洞爺湖芸術館に寄贈したコレクションが約400冊集められています。
有名画家による挿絵の入った、谷崎潤一郎や川端康成などの美しい初版本や、三島由紀夫の創作メモをそのまま復刻した『創作ノオト』、棟方志巧の著書、宮尾登美子の豆本などめったに見られない貴重な初版本などもありますよ。
2-4.洞爺村国際彫刻ビエンナーレ作品(休止中)
洞爺村国際彫刻ビエンナーレとは、「手のひらの宇宙」をテーマに作品のサイズを20×30×40㎝の小型彫刻に限定した国際公募展です。現在は休止中ですが、1993年から2007年まで8回開催されました。
過去の入選作や受賞作を約85点所蔵しており、展示室ではその中から16点を季節ごとに入れ替えて展示しています。
日本以外にも、ギリシャやハンガリー、ルーマニア・アメリカ・ベルギー・メキシコなど世界各国のアーティストから応募があり、大理石や金属、ガラスなどさまざまな素材を使用した作品があります。
まとめ
洞爺湖芸術館には、北海道を代表する芸術家の作品だけではなく、さまざまな作品が展示されています。
グルメや温泉もいいですが、洞爺湖を眺めながら、貴重なアートに触れてみてはいかがでしょうか。
特別展示やイベントなども行っているので、洞爺湖を訪れた際には立ち寄ってみてくださいね。
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