洞爺湖に行ったらぜひ乗っていただきたいのが、心地よい風を感じながら洞爺湖をクルージングする遊覧船。
特に夏季(4月下旬〜10月末日)は、洞爺湖に浮かぶ島に上陸して、ハイキングやカフェなどを楽しめます。
世界でも湖の中に島があるのは珍しく、上陸して散策できる洞爺湖は、非常に貴重です。
冒険心をくすぐられる人も多いのではないでしょうか?
今回は実際に遊覧船に乗って、中島に上陸してきたので、その魅力をたっぷり伝えます。
この遊覧船の乗船券は、洞爺湖町ココふるでふるさと納税の返礼品にもなっているので、ぜひご活用ください。
1.洞爺湖汽船の運行時間と運行船
洞爺湖中島めぐり遊覧船は、夏季運行コースと冬季運行コースに分かれています。
夏季運行コースは4月下旬から10月末日までが対象です。
夏季の運行時間は8時半30分から16時30分まで30分ごとに運行しています。
所要時間は、中島に下船しない場合は約50分。中島に下船した場合は、30分後に来る船に乗り換えて戻ることができるので、約80分の最短のコースになります。
冬季運行コースは11月から4月の初旬までが対象で、運行時間は9時から16時まで60分ごとに運行しています。
冬季の場合は、中島に下船ができないので、約45分間の所要時間になっています。
遊覧船の種類は2つあり、エスポアールと羊蹄という2種類の船があります。
洞爺湖汽船の運行時間 | ||
時期 | 夏季 | 冬季 |
運行時間 | 8:30〜16:30(30分ごと) | 9:00〜16:00(60分ごと) |
所要時間 | 中島に下船しない場合は約50分(駅前桟橋~中島~駅前桟橋) 中島に下船した場合は30分後の船に乗り換えて約80分 | 中島には下船出来ないため約45分 |
エスポアールは、中世の古城をイメージした船で、お城の形をした屋根などが特徴です。
羊蹄は普通の船で、香港のスターフェリーのような乗り心地です。また、700円の追加料金を室内で払うと、一等船室(コーヒー付き)に入れます。
ちなみに、羊蹄の愛称は、「トム・ソーヤの冒険号」ではなく、「トム・『ト』ーヤの冒険号」です。
どちらも特徴があるのですが、地元のホテルのスタッフさんからは、「エスポアールにぜひ一度乗っていただきたい」という声がありました。
エスポアールは、毎時間の9時から16時まで1時間ごとに運行されているため、行きか帰りで、エスポアールに一度乗ってみるのがオススメです。
2.夏季だけ上陸できる中島での楽しみ方
洞爺湖は5万年前にできた4つの島(大島・弁天島・観音島・饅頭島)があり、その総称で中島と呼ばれています。
その中で一番大きい大島に夏季(4月下旬〜10月末日)は上陸ができ、だいたいの人は30分くらい過ごして、行きとは違う別の船に乗って帰っていくのが洞爺湖の定番コースです。
しかし、大島の楽しみ方は散策、博物館、カフェ、トレッキングコースなどがあり、30分の上陸では時間が足りません。
散策では、神社があるのでお参りをしておみくじを引いたり、春先は桜のお花見も楽しめます。魚の餌も買えるので、桟橋から餌も撒けるのが楽しいところです。
博物館見学は、2021年4月にオープンしたばかりの中島・湖の森博物館を見ることです。大人200円、子供100円の有料施設で「変動する大地と共生」をテーマにしています。
中島・湖の森博物館の魅力は、展示が新しく、目を引く展示物が多いことです。洞爺湖周辺のジオラマや大きな切り株があって、見る人を飽きさせません。
大島にはトレッキングコースもあります。こちらは大島をぐるっと一周して散策するコースがあり、45分〜約3時間を歩いて楽しみます。
大島は30分滞在して帰るのが一般的と言われていますが、トレッキングする場合は準備をして、午前中に大島へ上陸するのがオススメです。
大島にはカフェもあり、ランチやお茶を楽しむこともできます。名物は洞爺湖ブルーを模したチーズケーキで、写真映えする一品です。
3.遊覧船に乗ってクルージングへ
夏季運行期間(4月下旬〜10月末日)が始まったので、今回は念願だった遊覧船に乗ってみました。
チケット売り場でチケットを買い、行きは羊蹄という遊覧船に乗り込みました。
船が出発してデッキに出ると、だんだんと 桟橋が遠ざかっていきます。
洞爺湖の素晴らしいところは、山に囲まれた湖なので、風景がゆっくりと変わっていくことです。
湖に浮いた中島の自然や水面に映る木々、遠くに見える山々を眺めて、景色が変わっていきます。
これが海だと船がいったん港から離れると、景色がなかなか変わらず、波もあるので船酔いをする恐れもあるかもしれません。
しかし、洞爺湖は湖なので、波もおだやかで窓に映る景色を見ても飽きないのです。
湖畔のすれすれに生えている木々や中島三重の塔など、自然や人工の建造物があるので飽きさせません。
乗ってから20分ほどすると、船が大島に近づいてきました。
上陸してみると、意外と楽しめるスポットがたくさんあります。神社やお花見、博物館やトレッキングコース、カフェなどなど、盛りだくさんです。
事前に何ができるのかを調べて行ったのですが、それを上回る量のスポットが大島にはあります。
その中でも、トレッキングコースは森林浴もでき、コースも歩きやすいように整備されているので、非常に楽しい場所です。
小学生の頃に読んだ『十五少年漂流記』や『神秘の島』など、無人島へ上陸して冒険するストーリーを追体験する気分を味わえました。
トレッキングが終わったら、中島・湖の森博物館に併設されているカフェでお茶をし、チーズケーキで一休みです。
帰りは行きと違うエスポアールに乗り、船の中を楽しみながら、洞爺湖の奥に浮かぶ羊蹄山を眺めて、帰路につきました。
まとめ
心地よい風を感じながら洞爺湖をクルージングする遊覧船は洞爺湖を訪れた際は、乗っていただきたいスポットの1つです。
遊覧船に乗って30分だけ大島に上陸して帰る人が多いですが、2〜3時間いても飽きない魅力があります。
それはまるで無人島への冒険と言ってもよく、男女ともに持つ冒険心をくすぐられる島でした。
中島を楽しみたい方は時間に余裕を持っていくのがおすすめです。
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